鋳造関連評価・実験・分析・調査関連一覧

・鋳造に関わる様々な実験・評価・分析を承ります。

・鋳込み評価試験

○用途 : ダイカストマシン(135t、800t)を使った離型剤、潤滑剤、型表面処理の
       連続鋳込み評価試験
     鋳込み時の型温(表面、熱電対)や軸力測定ができます。
     鋳込み後の製品は材料調査ができます。(破断チル面積率調査、X線内部欠陥調査、
     摩擦摩耗試験、組織観察、硬度試験など)

ダイカストマシン 型表面温度 アルミダイカスト品


・Lubテスター

○用途 : 離型剤・チップ潤滑剤・金型表面処理の性能評価
     アルミの溶湯を使い、実際の鋳造工程を再現し、離型力・潤滑性能を評価します。
     スプレー時模擬型の温度変化や離型抵抗をデータ化し、また鋳肌面の状態
     (ガス、ヒケ、焼き付き等)から離型剤の特徴を評価します。


<スプレー時の温度変化> <試験時の様子>
   
<離型時の抵抗> <鋳肌>


・溶損試験

用途 : 金型母材、表面処理の耐溶損評価
    アルミの溶湯に専用テストピースを浸漬、高速回転させることにより、
    溶損の加速試験ができます。試験前後の重量差で溶損率を算出します。
    また弊社のマイクロスコープで溶損部の観察ができます。


・破断チル面積率調査

用途 : アルミダイカスト製品の破断チル面積率調査
     鋳込み評価試験後のアルミダイカスト製品の
     破断チル面積率を弊社の設備を使用して調査できます。


・X線内部欠陥調査

用途 : アルミダイカスト製品の鋳巣調査
     鋳込み評価試験後のアルミダイカスト製品の内部鋳巣を、
     X線透過による画像表示により調査できます。


・組織観察

用途 : 材料組織観察
    鋳込み評価試験後のアルミダイカスト製品の切断、研磨、樹脂埋めを行い
    マイクロスコープを使っての組織観察ができます。


・摩擦摩耗試験

用途 : 摩擦摩耗試験機で摩擦係数、摩擦力、摩耗量の測定
     各種表面処理や潤滑剤、離型剤の摩擦力、摩擦係数、摩耗量の調査ができます。 


・硬度測定

用途 : 材料硬度測定
    鋳込み評価試験後のダイカスト製品の硬度をビッカース硬さ試験機で計測ができます。


・材料強度調査

用途 : 材料引張り、圧縮強度調査
    鋳込み評価試験後のアルミダイカスト製品引張り、圧縮強度の調査ができます。


・ダイカストライン現地計測

用途 : ダイカストライン実機における連続鋳込みデータの計測
     連続鋳込み時のデータを収集し、鋳造条件と品質を紐付けさせることにより、
     鋳造品質の向上及び予防保全につなげます。
     計測項目例(押出し力、プランジャロッド軸力、金型温度、マシン動作信号など)



・内冷循環試験

用途 : 金型内冷水の調査、内冷回路の腐食調査
    加熱された金型と同質の模擬型に水を流し、鋳造時の金型状態を模擬します。
    試験後は模擬型を切断し、内部状態の観察や分析をし、内冷面状態の改善につなげることができます。
    また、試験水は水質分析を行うことで、より細かく試験前後での水質変化を把握することにより、
    水質安定、鋳造品質の安定につなげることができます。


・水質分析

用途 : 各種水質分析
      各工程で使用される液の水質を調査し、水質安定、品質向上につなげます。



・試験・保有機器一覧